白い炎

白とも橙ともつかぬような朝陽が昇り始める。その陽光でナルトは目を覚ました。差し込む光が自分 と隣で眠っているヒナタを包み込んでいる。目を細めながらヒナタの肩に手を当てて彼女の肌に手を触 れた。口付けをしても目の前の彼女は規則的に寝息をたてている。
笑ってる顔、怒ってる顔も好きだけど・・・。寝顔もすごく綺麗だなぁ。
ふとそんなことを思った。こうしてヒナタよりも先に起きるのは珍しいことなので、改めてそう感じ た。雪のような白い肌。それにかかる漆黒の黒髪。特徴的な二重瞼に薄桃色の唇。そう、そんなヒナタ はまるで・・・
白い炎のようだ。
人前では取り立てて目立つ訳でもない。けれどこうして近くにいるとはっきりとわかる。神秘的なオ ーラを纏い、美しく燃え続ける炎。俺にだけしか見えない、白い炎。
ヒナタが白い炎なら、俺は金色の炎かな。
ヒナタへの想いが酸素となって燃えている炎。金色に光り輝くそれは、白い炎と共に轟々と燃えさか っている。こうして。ずっと。
「・・・・ん。」
傍らで声がした。顔を向けると、白色を宿した瞳が俺を見ていた。
ヒナタ、ヒナタの目には俺という炎が映ってる?いつまでも燃え続けてる?俺の目には映ってる。白 く美しく燃えさかる君という火が。
「おはよ。」
「おはよう・・・。ナルトくん。」

この命がある限り白と金の炎は、けして消えることは無い。


・・・うわ。短い。
ナルトのヒナタを想う気持ちは熱いですね♪
これ、タイトル名スピッツからです。白い炎(笑)
何気なく曲目眺めてたら、「・・・? 白い炎。・・・・・っ!閃いた♪」みたいな感じでした。(何ソレ。)
ってか曲目眺めてただけってお前・・・。
執筆者/清風


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